Nov 19, 2010

JAMES TURRELL

AY子さん、お葉書ありがとうございます!


御礼が随分と遅くなってしまっていました!



葉書の作品はジェームズ・タレル(James Turrell)
1943年アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれ。
光そのものを作品にしている現代美術家です。
知覚する人間の作用に興味を持っており、知覚に働きかけ普段意識しない光の実在を感じさせるようなインスタレーション作品や空間を多く作っています。


AY子さん、新潟の「光の館」に行ってこられたそうです。
私もいつか行ってみたい。


「光の館」は
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に着想を得られて制作されたそう。
先日、国立新美術館で【SHADOWS-陰影礼讃-】展を見たばかりなので、本当に羨ましい限りです。




私のJames Turrellとの出会いはごく最近。

今年の夏に初めて直島の地中美術館に行ったのですが、そこで作品に触れ、衝撃を受けたのです。
作品は、たとえば暗い壁に光を投射して、触れそうで重さもありそうな「光のかたまり」が壁から飛び出ているように見せたり、天井が開いた部屋で空の光の色が時々刻々と変わっていくさまを見せ、それに補色光を加えて空の色を濃くしたり変えたり、また真っ暗闇の部屋の中に観客を入れて、暗さに慣れてきた頃に光のスクリーンが見えはじめる、といったものがあります。



本を迷わず購入。




アートの難しいことはあまりよく分かりませんが、この人の作品はとてもシンプル。
究極、自分と向き合うことに焦点を置いた作品なのかなぁと感じました。





光・・・のことをもっとよく知りたいと思わせる作品なのです。

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